野球は怪我が多いです。故障を若く抱える選手もたくさん見てきました。それこそ小学生で手術をしている選手も見ます。
医療の発達が逆に手術を増やしてます。

医療が発達したとはいえ、やっぱり怪我はないのが一番です。怪我で多いのは肩、肘、腰ですね。
その他に足、足首、膝、手首、手など怪我があるかと思います。

金沢河北ボーイズがおこなっている怪我への取り組みについて書きたいと思います。

 

選手と指導者の距離

私たち指導者は選手が「痛いを言い合える距離感」を大切にしています。選手たちが「痛い」という声を素直に指導者に言うことができるか?ということです。一番大事なことではないかなと考えています。

日本の指導者文化として指導者は絶対的存在であり、怪我をしたことに対して怒ったりすることまであります。その様な関係では選手は素直に「痛い」が言えません。
私たちのチームでは日頃から指導者が選手と同等の立場に合わすことで、痛みを隠すことなく選手が指導者に相談・報告出来る関係性を築くように心がけていますし、怪我を素直に言うように日頃から声掛けをおこなっています。選手たちの将来を考えてそのように伝えています。

 

ロコモティブシンドロームの予防

良く高齢者の方に使われている言葉です。
言葉の意味は運動器の障害や、衰えによって、歩行困難など要介護になるリスクが高まる状態のことです。
要するに日常生活を不自由なく過ごすことが出来ない人を指します。

現在ではスポーツ障害による選手にも使われるようになりました。これはなんと小学生・中学生の選手でも例外ではありません。
例えば野球選手で言えば、投げすぎにより肩の可動域が制限され頭を上手く洗うことが出来ない、なんてことも現実にあります。

このロコモティブシンドロームを予防するためには、偏ったスポーツを避ける必要があります。偏った運動をすると体の歪み、その歪みが原因で怪我を引起すことが原因となって引き起こします。
だから、野球選手だからと言って野球の練習だけするのではなく、例えば、サッカー・バレー・バスケ・バドミントンなど様々なスポーツをとり入れることでロコモティブシンドロームの予防が出来るとされています。
また体のバランスがあがって運動能力の向上や、体の動かし方、怪我の予防等様々な向上が見られます。

私たちのチームでは練習に様々な運動を取り入れることでスポーツ万能な選手を目指すとともにロコモティブシンドロームの予防に努めています。

 

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